Just do it !

踏み出そう。やってみよう。考えるのはそのあとだ。


モンゴルの人はかさをささない

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 到着した翌日に出かけようとすると,突然の雨。雨だからといって出かけないわけにはいかない。傘を持って外に出た。

 かなり激しい雨だ。車は水飛沫をあげ、すでに道路には大きな水溜まりがそこかしこに出来ている。

 そんな中にも関わらず、人々は傘をささない。ささずに歩いている。

 傘をさしている人がいないかと言えば、いるにはいる。全体の一割ほどであろうか。

 雨宿りしている人もいるが、気にせず歩く人と半々といった印象だ。

 欧州人も傘をささない。一方日本人は少しでも雨粒の跡を路上に見つけると、たちまちほぼ全員が傘をバッグから取り出す。

 通訳の人に聞いてみた。なぜモンゴルの人は雨が降っても傘を刺さないのですか、と。

 雨に当たることが嬉しいという気持ちもありますが、雨があまり降らないから、とのこと。

 史跡を歩いていたら、突然の雷雨に襲われた。平原の中で、隠れるところがない。仕方ないのでそのまま歩いた。雨の中、二十分くらい歩いたので、送迎の車に戻った頃には、シートを濡らすくらいの、そのままだと風邪をひきそうなほどの濡れ具合だった。

 ところが高原の天気は変わりやすい。しばらくすると晴れてきた。ゲルに戻るはずが、観光の続きを小一時間ほどしようとなり、ゲルに戻る頃には、びしょ濡れになったことが嘘のように乾いていた。日本だと一日かかってもまだ湿っていたことだろう。人々の行動はその天候によっても左右されると思った次第。