Just do it !

とりあえずやってみよう。考えるのはそのあとだ。


買うか借りるか 起業家の場合

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起業家と言えば聞こえは良いが、家を買おうと思っても、ローンが組めないので買えない。

起業家というのは成功すれば賞賛されるが、誰でも最初は一自営業者だ。

家を買うためにローンが組めるようになれば、銀行が認めたことになるので、立派な起業家と言えるだろう。

では家が買えない自営業者は損なのだろうか。そんなことはない。自宅で仕事をしていれば、そのスペース分を経費として使うことができる。クルマでも、何でも、限度があるけれども、サラリーマンでは考えられないほど、経費の範囲は広い。

芸能人や有名人のお宅探訪、のような番組で、家にバーキンのバッグがずらりと並んでいたりする。また、男気を見せると称して数十万する時計などを買ったりするところを見せる番組もあった。

何も考えなければ、すごいな、で終わる話だが、恐らく番組で使用する道具として経費にしていることだろう。本人ではないので、どのようにしているかまではわからないが、そのいく割かは経費として申告しているのではないかと思う。

私が税務署員なら、映像を録画して隅から隅まで計算してみることだろう。数百万の時計やバッグがゴロゴロ置いてあれば、何かしら申告していない収入があるに違いないと想像する。

ただ税務署も人手に余裕があるわけではないので、目立つ人だけに声をかけるのだろう。

サラリーマンはまず源泉徴収で税金が引かれる。自営業者は経費を引いた後の金額に課税される。税金を減らしたいと思えば、出来るだけ経費で使ってしまおうとする。

サラリーマンとは真逆のベクトルになる。サラリーマンは税金を引かれて残ったお金を出来るだけ使わないようにして、住宅ローンに全てをかける。

自営業者は税金を取られないようにするために、出来るだけ経費として使ってしまおうとする。実際、接待などの経費や設備投資で使った方が、増えて返ってくる確率も高い。

家を買うか借りるかなんて、本当に意味のない問いだ。しがないサラリーマンは家を買ってローンを組んで、人生の大半を銀行に利子を払い続ける。結局のところ、そうするしかないのだ。

 

麻布の生活

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