一月一日には毎年増上寺へ初詣に行く。
増上寺のすぐ近くのお寺に父のお墓があるのでそこへお参りした後で、増上寺へ向かうのだ。
増上寺に行くと、毎年お守りを買う。買うという表現は適当ではない。正式には少額の寄付をしてお守りを授けていただく。
ここ十年以上にわたり、毎年子どもたちの受験が続いたので、毎年受験用のお守りを入手してきた。
お守りは黒い袋に勝運、と書いてある。
増上寺はご存知の通り、徳川将軍家の菩提寺だが、徳川家康公の勝運にあやかっているのだろう。増上寺の説明には、黒本尊にあやかるとある。
お守りの効果があったかどうかはわからないが、子どもたちは皆それなりに受験を乗り切り、無事に社会人としてのスタートをきることができた。
今年も一年、良い年になることを願う。