国内の美術展で、印象派の絵が飾られている時、貸出元がどこだろうと思って見てみると、大原美術館、ということがよくあった。
以前に調べた時の記憶によると、私の住む東京からはかなり離れた四国地方にあるらしい、というのが薄らぼんやりした、これまでの記憶。
今回、岡山を旅することになり、はて何があるのだろうと調べてみれば、瀬戸内海には直島があり、倉敷には大原美術館があるということがわかった。
長年行ってみたいと考えていたけれど、遠くて行けなかった美術館なので、この機会を逃すわけにはいかないと、訪問することを決めた。
私設の美術館なのに、コレクションが充実している。私財で集めた作品を世の中に提供するなんて素晴らしい。こんなことしてみたい、と思う人はいても、出来る人は限られている。
直島のベネッセの美術館も、徳島の大塚国際美術館も、同様にコレクションを世の中に開放したものだ。
このようなお金の使い方をする人がもっと増えてほしいと思う今日この頃。
