熱帯の暑さを受け入れられるか
熱帯地方で生活するには、まずその気候が向いているかどうかの確認が必要です。
都会のアスファルトジャングルの夏の暑さとはまた違う暑さではありますが、やはり暑い。
外をできるだけ歩きたくないと思うし、しばらく外を歩けば、汗が身体中から吹き出してきます。
すると涼しい場所を探して彷徨い、結局涼しいビルの中へ舞い戻ることになります。
都会のクアラルンプールからリゾート地のペナン島に移動しました。
クアラルンプールと並び、ペナン島もまたリタイア後の生活拠点として日本人に人気とどこかで目にしました。
ペナン島は海風が爽やか
暑いことには変わりませんが、海風が吹くので、都会のような暑さはありません。
どこかの海辺のような暑さです。
ペナン島の中央部に海抜七百メートルを越えるペナンヒルと呼ばれる山があります。
下からケーブルカーで一気に上りますが、ここは実に涼しい。
軽井沢、蓼科、苗場のような、標高千メートルまでの高さはありませんが、関東近郊の奥多摩や奥武蔵の山の上ほどの高さがありますので、実に涼しい。
熱帯地方も山の上は快適
熱帯地方は暑いところばかりのようにも思われますが、マレー半島の中央部にはある程度の高さの山があります。
交通の便については考えないことにして、物資の調達さえ上手く出来れば、快適に過ごすことが出来そうです。
ペナンヒルの山頂付近にある公園のベンチでこれを書いていますが、しっとり濡れた木々から流れ出る香りと、あまり聞きなれない鳥のさえずりに包まれ、時折流れてくる爽やかな風があまりにも心地よく、一度座ったベンチから立ち上がるのが嫌で、これを書き始めました。