クアラルンプールから東京に帰ってきて、夜遅かったので、すぐに寝て翌日起きた時に、一週間、花粉症が治っていたことに気がついた。
症状がないと、それまで悩まされていたことが、嘘のように頭の中から消えていく。そんなものに悩まされていたことが、どこかに飛んでいた一週間だったことに気がついた。
帰国の翌日、なんとなく鼻に違和感を覚えて、翌々日には、目や鼻にぐずぐずしたものが滞るようになってきた。そして、三日目には、鼻が春先のようには酷くはないが、半分くらい詰まるようになってきた。
暑いのは嫌だけれど、花粉症が治ることは良いことだ。でも、それだからマレーシアに移住しようとはもう思わない。物事にはどんなものでも良いこととそうでないことの両面がある。