台湾の航空会社と言えば、エバー航空。全日空とのコードシェア便で、台北に来ました。
香港は学生の頃から何度も通いましたが、台湾は今回で二回目。香港行きの飛行機から台湾上空を通過するとき、地図と同じ形をした台湾島を初めて見た時には、感激したものです。それから早、数十年。
その後、友人が台湾駐在をしている時に行こうと思ったこともありましたが、その頃は訪れるタイミングとはならず、三年前に初めて台湾を訪れ、今回、別の同級生が駐在をしているタイミングで、漸く人生二回目の台湾旅行となりました。
最近は、年に一回か二回くらいしか海外に出かけることがなく、そのため、外国に出かけると、以前以上に日本の置かれている立場の変化がよくわかります。
エバー航空は、台湾の航空会社なので、台湾の人が多いことは自然なことですが、今回、日本人らしき乗客を、ほとんど見かけることがありませんでした。
かつては、どこの国の飛行機に乗っても、周りから日本語が聞こえてきたものでした。
入国審査の時も同じ。外国人用の入国審査ゲートで待つときの周りは、どの国へ行っても日本人だらけだったものですが、今では聞こえてくるのは、中国語ばかり。
今回も日本のパスポートを持っている人は、最後まで見かけませんでした。
若年層が、海外へ出掛けたがらない傾向にある、ということはよく聞くことです。実際日本にいると、安全だし、なんでもあるし、気候も良いし、わざわざ海外へ出かけなくても良い、と考えるようになることは理解できます。
でも、やはりこうして、時々は出かけないと、世の中の変化に気づかなくなってしまうと、改めて思いました。