観光地かを判断するわかりやすいポイントは、団体ツアーが立ち寄るか、を考えてみると良い。大型バスが乗り付けられるように、駐車場が設置されていれば、そこは観光地だ。
たいていツアー客が食事できるような食堂が併設されている。そうした意味でもやいま村は、観光地だ。
石垣島、竹富島、小浜島、どこへ行っても、琉球瓦を使用した家は、そこかしこに建っている。石垣島の中心部ともなると、ずいぶんと数が減ってしまったが、離島にはまだまだ多く残されている。
しかし、中がどうなっているのか、という好奇心を満たすことは出来ない。人が住んでいるから、敷地のなかに入るわけにはいかない。外から見るだけだ。
やいま村の建物は、保存を目的に移築した建物ばかりなので,中を見ることが出来る。生活で使用するものは何も置いていないので、そこでの生活は想像するしか無いのだが、随分と風通しの良い作りで、石造りのヨーロッパの建物などとは比較できない風通しの良さを実感できる。
中の一つの建物で、三線の演奏に合わせて、おばあが歌い踊る出し物がある。これが実に良い。南の島に来たことが五感で実感できる。
カンムリワシ、水牛もいる。マングローブの中を歩くこともできる。時間的に離島に渡ることが出来ない人は、やいま村を訪れると、二時間ほどで一通り八重山諸島を実感することが出来る。
入場料も大変リーズナブルなので、ぜひ訪れてみて欲しい。