2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧
九日をモンゴル国内で過ごしたうち、四日を草原で、五日を市内で過ごした。モンゴルへ来たら、ウランバートル市内は出来る限り滞在時間を短くして、可能な限り市外の草原へと飛び出すべきだ。 でも、飛び出す手段があまりない。日本では見たことのないような…
草原で馬に乗ることは、誰しもが夢見ることと思うが、日本では実現できるところがなかなかない。数百メートル歩いて終わり。たいていがその程度だ。 しかし、モンゴルでは草原を馬で歩くことができる。歩くことができると書くのは初心者なので走れないからな…
ツーリストキャンプにある観光客用のゲルに宿泊する場合、食事付きではあるが、ウランバートル市内の東横インに泊まるより高い。東横インは日本のビジネスホテルのサービスをそのままウランバートル市内に持ち込んでいるので、そのクオリティーは高い。日本…
訪れる前からガイドブックなどで、モンゴル市内の渋滞についての言及があったので、あることはわかってはいたが、実際に訪れてみて、そのカオスぶりには驚いた。誰かが整理すれば良い話だが、誰も整理しないのだろう。整理する人がいれば、そもそもこのよう…
ウランバートルの空港から市内への道は素晴らしく舗装されている。とても快適だ。でも市内に入ると、ところどころ気になるところが目につく。車の走る道路は舗装されているが、歩道は整備されていない。車優先の社会だ。 市内を歩いて気付くのは土埃まみれに…
モンゴルでは日本語を話す人によく会う。今はモンゴルの夏休みなので、日本語を学ぶ学生さんたちがリゾートアルバイトで郊外のゲルなどの観光施設で働いていることもその理由の一つのようだ。 今回泊まったゲルのレストランでも、長野の高山村の山田温泉で一…
世界遺産ビルゲカガン遺跡を出てしばらくすると、道はダートの道に変わる。日本ではなかなかこのような道には出会えない。ランドクルーザーなどの四駆車が大活躍しそうだが、みなさんプリウスで普通に走って行く。日本人は日本車のポテンシャルを甘く見てい…
カラコルムを出てしばらくすると、世界遺産のビルゲカガン遺跡、ホショーツァイダム博物館に着く。草原の中にポツンと区切られた塀の中に大きな石碑が残る。七百三十四年に没したビルゲカガンという、突厥時代の王の墓の跡だそうだが、全方位草原が広がる中…
チンギスハーンの治めた時代。日本の鎌倉時代と同じ頃、およそ百年間カタコルムはモンゴルの首都だった。百年後、フビライハーンの時代に元朝が大都、今の北京に開かれるまでモンゴルの首都として栄えた町がカタコルムだ。ここから北京までの距離を考えると…
到着した翌日に出かけようとすると,突然の雨。雨だからといって出かけないわけにはいかない。傘を持って外に出た。 かなり激しい雨だ。車は水飛沫をあげ、すでに道路には大きな水溜まりがそこかしこに出来ている。 そんな中にも関わらず、人々は傘をささな…
草原を歩いていると、今まで見たことのない虫がないている。初めはなんの音だろうと思った。よく見てみると、バッタだが、日本のバッタとはかなり違う。 空を飛んで空中で浮いたままホバリングするバッタもいる。羽を動かしているので、地表にいるときの姿は…
ゲルの天窓から差し込む月の光に誘われて、外に出てみた。隣のゲルから聞こえるハングルを話す人たちは、きっと夜空を眺めているのだろう。 夕方、空はうっすらとした雲に覆われ、夜半に雨が降り、もう星空は無理かなと思ったが、その声を聞いて、ゲルの外に…
普通のゲルは天井に布を被せて夜は風の侵入を防ぐのだが、私が泊まったゲルの一つは高級なタイプで、天井に電動開閉式のアクリル板の天窓がついていた。 寝る時に真っ暗になると、何も見えないので、トイレの電気をつけて寝たのだが、連動する電動ファンの音…
朝五時に起きて、地平線から上がる朝日を拝もうと思い、草原を歩いていると、遠くに羊の群れが見えた。 遠巻きに歩いていると、犬の鳴き声が聞こえてくる。犬ももうこの時間から起きて動き始めるのだな。そう思いながら遠くの砂丘に向かって歩いていた。 草…
実はゲルにも色々とあって、ベッドが並んでいるだけのものから、シャワートイレ付きのものまで。電源があって温水器冷蔵庫がついているものから、何もないものまで。都市郊外で生活をしている人のゲルならテレビや冷蔵庫、ガスレンジもついている。 どれが良…