思いがけずチョコレートをいただいた。還暦近くになると当然のことながらすべて、日頃のおつきあい上のものなのだが、それでもいただくと嬉しい。
街を歩けば、チョコレートが売られているので、バレンタインデーだな、とは思うものの、自分自身に関係あるイベントという認識はもはや無い。勤務先でいただくこともあるが、これも、お付き合い上のものなので、しっかりとひと月後にはお礼をお返しする。
小学生の頃はとてもたくさんいただいたのだが、親に見られるのが恥ずかしくて、いつも帰り道歩きながら全て食べた。私のモテ期は小学生の頃だ。あれ以降、三十個を超えるチョコレートをもらうことはない。
久しぶりにそんな昔のことを思い出した。