Just do it !

とりあえずやってみよう。考えるのはそのあとだ。


かがみの孤城

 テレビを見ていたら、たまたまアニメの映画を放送していたので、見た。

 どのような作品か何も知らずに見ていたが、最後まで見てしまった。

 子どもの頃にいじめられた経験があったが、大人になったいまではすっかりと忘れている。でも、ストーリーが展開していくうちに、当時のことを思い出し、学校へ行くのが嫌だった頃の気持ちが蘇ってきた。心に深く刻まれた傷はいくつになっても、残っているものだ。

 中学生の頃は、学校が自分の世界の全てなので、そこが無くなると、自分の居場所が無くなる錯覚に襲われる。でも、そんなことはないのだ。私の場合は、親や先生がうまく対応してくれて、収まったので、その後、学校へ行くことができるようになった。でも、先生がポンコツだと、どうしようも無くなることは良くわかる。私は先生達に恵まれた。

 学校だけでなく、家にも居場所がない子ども達は、さらに悲劇だ。新宿歌舞伎町にはそうした子供たちが集まっているらしく、ごく稀に歌舞伎町の中を通る時に、まだあどけない子ども達を見かけると、大丈夫なのかな、と思う。

 昔々の心の奥底に潜む忘れかけていた感情をひさしぶりに思い出した。もしも孫ができて学校に行きたくないと、言い出したら、行かなくて良いよと言ってあげたい。学校に行かなくても、生き抜く道は他にもあることが、この年になるとわかる。

 給食にふりかけをかけると怒られるような学校なんて行く必要はない。世の子どもたちがおかしな大人たちが管理する気の毒な学校に行かなくて済むことを祈るばかりだ。

https://movies.shochiku.co.jp/kagaminokojo/

 

かがみの孤城

 

かがみの孤城