西表島と言えば、イリオモテヤマネコ。その保護活動の拠点となっている施設だ。
九時過ぎに大原港に着いて、トイレに行ったり、レンタカーショップを探しているうちにずいぶんと時間が経っていたが、開館と同時の十時に到着。
入口で一人待っている人がいた。九時から待っているらしい。前日の月曜日が休館だったので、延泊して、ここを見学したら、札幌に帰るらしい。
イリオモテヤマネコ以外の野生生物についての説明も映像と合わせて見ることが出来る。生物多様性の宝庫と言われていることの背景が良くわかる展示だ。
最近は、車に轢かれて死んでしまうイリオモテヤマネコの子どもが多いようだ。車に轢かれた生物などを食べるために道路に出てきて轢かれてしまうらしく、そのための対策が説明されている。
西表島の観光資源は豊かな自然に尽きるのだが、それを頭で理解する場所がないのは寂しい。そうした意味で、ここは、西表島への理解を深めることのできる、島内唯一の施設と言えるかもしれない。
大原港から九キロあるので、歩くのは難しいが、レンタカーやバスなどで、訪れてみて欲しい。
