Just do it !

とりあえずやってみよう。考えるのはそのあとだ。


西表島 白浜港 炭鉱

 以前来た時にはここまで道が通じていたか、記憶にないが、大原港から走り続けて島の反対側の終点にあるのが、白浜港。ここから先は船でしか行けない。 

 バスと船を待つための待合室の中に、炭鉱についての展示があった。西表島には、自然以外に何もない印象だったが、ここには炭鉱があり、大勢の人がここで働いていたようだ。 

 しかし、絶海の孤島で過酷な労働を強いられていたにもかかわらず、その対価は日本円では支払われず、炭鉱でしか通用しない通貨で支払われていたそうだ。なので、逃げようにも逃げられず、逃げたところで、密林の中で息絶えることになる、という。

 港の対岸に見える島でそのようなことがあったとは、今の静けさから想像もできないが、日本全国いろいろとみてまわれば、そのようなところもあるのだろう。

 太平洋戦争後は、米軍が一時炭鉱採掘を進めていたようだが、本土復帰後はその歴史も潰えたようだ。

 イリオモテヤマネコの与える愛らしい印象が失われてしまうからか、全く知られていないようだが、白浜港の待合室を訪れて、展示を見てみると、また違った印象がそこから立ち上ってくるのではないかと思う。

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