Just do it !

とりあえずやってみよう。考えるのはそのあとだ。


大企業の企業年金

 最近は外資系企業ばかりで働いてきたが、若い頃は日本の会社で働いたこともある。そうしたところは、各社に厚生年金基金という、厚生年金にさらに上乗せされる年金が用意されていた。

 かなり前に企業年金連合会という組織で、そのような年金をまとめて管理することになっていたことは知っていたが、自分ごととしては考えていなかった。

 しかし、いよいよ還暦が近くなってきて、働き続けるモチベーションが低下しつつある今、今後の年金が気になり始めた時に気がついた。大企業を辞めて以来、何もしていない。果たしてもらえるのだろうかと。

 以前勤めていた大手保険会社の年金関係のホームページの問い合わせフォームに、以前働いていたことを書いて送ったら、すぐに電話をかけてきてくれた。なんと親切な。たらい回しにされるような気もしたので、メールで良いですよ、と書いて送ったのだが、親切そうな声で企業年金連合会の連絡先を教えてくれた。若い時にほんの二年ほど働いていただけなのだが、その親切な対応に感動してしまった。別の勤務先の総合商社の年金組合の連絡先は、電話番号しか書いてなかったので、次に聞いてみようと考えていたが、保険会社の方が、全部統合されていると思うので、企業年金連合会でデータが存在するか聞くのが早いと教えてくれた。

 企業年金連合会はこのような電話に慣れているのだろう。手際よく情報の修正を行なったのちに、いくら受け取れるか教えてくれた。わずか三社で四年の勤務だが、年間十数万になるという。もしも定年まで四十年働いていれば、百万は超えていたことだろう。

 堅苦しい会社ばかりなので、私には長く勤めることは無理だったが、向いている人には、日本の伝統的企業JTCも悪くないと思った次第。