Just do it !

とりあえずやってみよう。考えるのはそのあとだ。


結婚披露宴の服装

 子どもはすでに結婚したのだが、時期をずらして結婚式と披露宴をすることになり、最近いろいろと決めなければならないことが多い。準備は相手のご両親との調整も必要なので、難しい。

 自分の結婚式を思い返すと、割と簡素にしたが、友人だけは大勢呼んで、総勢三百人近くになったと思うが、今回は最近の流れで親族だけの少人数の結婚披露宴。

 私たちの結婚式の時には、母は留袖、父は普通のスーツで両家合わせてもらった。人前式の、パーティー形式だったので、モーニングなどは特に着ないでカジュアルにして欲しいと頼んだ。

 ところが、今回の結婚披露宴は、都内でも有名な式場で行うことになり、費用もそれなりにかかる。新郎新婦の両親もそれなりの格好をしなければならない、ということで、服を借りることにした。

 でも、値段を見てびっくり。モーニングのセットで最低十万円くらいかかる。妻はその上をいく。モーニングというのは、後ろの裾がちょっと長めの上着なので、そのようなものを日常着ることはない。従って、持っていない。

 うちの子は、ITエンジニアなので、普段はスーツさえも着ることはない。式場も随分と堅いところだ。なんでその会場にしたの?と聞いてみると、どうせするなら普段入れないようなところでしたかった、という。確かに、結婚式でもないと、訪れることはないようなところだ。

 衣装代が思った以上にかかった、というところが計算外だったようだが、一生に一度のコスプレだから、とのこと。

 私たちの時は、結婚式の調整が大変で、結婚式をするくらいなら、もう結婚なんてしなくて良い、とキレたことを覚えている。その最初の苦難を乗り越えても、またその後も苦難の連続ではあったけれども、とても幸せな今に至っている。

 そのようなことを懐かしく思い出しながら、無難なモーニングと留袖をレンタルすることとなりました。