Just do it !

とりあえずやってみよう。考えるのはそのあとだ。


姫路のクーポン

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姫路城の入場券を購入したら、八百円の食事クーポンが付いてきた。

各地のクーポンを使用してみると、その土地を管理する県の状況がわかってなかなか興味深い。

姫路は兵庫県なので、これが初めての兵庫県でのクーポン。このような施設でクーポンをいただいたのは初めて。大阪、和歌山、千葉、沖縄、兵庫と訪問してクーポンを利用させていただいたが、姫路以外の場所では、施設でクーポンを配ることはしていないと思われる。奈良も訪問したが、奈良はホテル予約の段階で全国旅行支援制度の内容が違うといった表示があり、結局奈良県に泊まるのはやめた。

今回は大阪に宿泊して、姫路まで日帰りで出かけたので、夕食で大阪のクーポンを使うためには、大阪まで戻らなければならない。そうした意味で、奈良県は損している。大阪は賢く、また、お城で配る兵庫姫路も賢い。

訪れた県の中で大阪だけがデジタル化している。おかげで、三回訪れたが、その都度同じ方法で利用できる。デジタルの良さは、一度導入してしまえば、コストがかからず、何度でも利用できること。これで大阪府は全国から大阪を訪れる人との接点を持つことが出来た。そして、今後も維持される。

他の県は紙のクーポンを印刷して配っているので、莫大な管理コストがかかっている。配布、使用枚数の管理など、紙のクーポンでは大変な労力がかかるし、無駄が多すぎる。役所の人件費がそこに使われるのも無駄。おまけに一度限り。データが取れるわけでもない。今時文化系も理科系も関係なく、全ての組織はテックカンパニーにならなければ次の時代についていけないはずだけれど、規格を策定する県の人でそこがわかっている人が中枢にいないということは、これは日本の致命的な欠陥かもしれない。

姫路では美味しくお蕎麦をいただいた。

クーポンが無ければ、大阪で食事をしていたと思う。

ご馳走様でした。