しばらく新聞をとっていなかったが、頭の中がスカスカになってきているような感触があったので、日経電子版を読むようになった。
株を所有していると、毎日の値動きに右往左往し、経済記事が気になって仕方がない。
日経電子版には、検索ワードを設定しておくと、関連記事を通知する機能があって、買った株の企業のニュースが入るたびに、目を通していた。
そのおかげもあり、昨年は大幅な増加を見ることができたので、喜んでいたのだが、他人のデータと比較してみると、私の成果は平均値以下。昨年は、よほどのことがない限り、マイナスになる人は珍しく、マイナスにできるのは、よほどの才能がある人たちだけと言う状況であった。
それに気がつくと、なんだか、毎日株価の上がり下がりに振り回されているのが馬鹿らしくなり、もっと心穏やかな日々を送りたいと思うようになってきた。
そこで、昨年の秋頃から、投資信託に入れ替えることを始めた。新NISAも始まるし、資金が流れ込むから、今のうちに仕込んでおこうと思ったのだ。
投資信託は株と違って、価値は一日の中で乱高下することはない。一日一回、現状の価値が示される。朝見ても昼見ても変わらない。夜どこかで変わるのだろうが、朝起きてスマホを開くと、新しい価値に変わっている。
そうなると日経電子版は慌ただしい。速報は入るし、株価の上がり下がりを教えてくれるし、サービスは良いのだが、情報過多になる。
いっそのこと、止めてしまおうかと考えた時に、朝デジが月1980円になったことを知った。
以前は100記事まで、などと、制限があったと思うが、無くなったらしい。
朝デジは検索しないと経済記事が出てこない。なので、日経電子版に慣れた身には、面白みがない。
しかしながら、この値段で毎日新しい読み物が読めるというのは良い。NHKと同じくらいの値段なら、受容出来る。
ということで、日経電子版はやめて、朝デジの購読者になった。時々日経電子版の無料ページの見出しを見かけると、ついそちらを開くが、開いた先は有料なので、頭だけ読んで、閉じる。
最近は朝デジにも慣れてきて、経済記事が少なくても、なんとも思わなくなってきた。子どもの頃からずっと読んできたのが朝日新聞なので、すぐに順応できたのだと思う。これほ、良いことなのか、まだよくわからない。