草原がどこまでも続いている。時々馬がいる。牛がいる。遠くにゲルが見える。
時々ヤギが道にはみ出て車に追いやられる。
道は乱雑な舗装で、オフロードを疾走しているようだ。北海道にも似た道が続く。でも、周りに広がるのは草原。畑ではない。木も生えていない。草地が広がる。
数百キロ走っているが道がうねりながら伸びているだけで、周りの風景はほとんど変わらない。雲がわき、時折り雨が降り、そしてまた、日差しが草原に刺す。
夢を見ているようだ。実際途中で眠ってしまった。目を開くと、先ほどと同じ風景が窓の外を流れている。