世界遺産ビルゲカガン遺跡を出てしばらくすると、道はダートの道に変わる。日本ではなかなかこのような道には出会えない。ランドクルーザーなどの四駆車が大活躍しそうだが、みなさんプリウスで普通に走って行く。日本人は日本車のポテンシャルを甘く見ている。悪路走破性はかなり高い。
日本ならジープやジムニーのような四駆でなければ入れないと思いがちな道がどこまでも続く。道を走るというよりは、草原のなかの轍を突っ走る感じだ。
ウギノール湖まで十数キロ走ったが、まだ三十キロ以上は続くらしい。時々車が三十度くらいまで傾くこともある。
こうした道を走ってみたい。でも、レンタカーは壊れやすいし、旅行者にはお勧めしないそうだ。
なので、黙って後部座席で跳ねながら旅の行く末を見守ることとする。