Just do it !

踏み出そう。やってみよう。考えるのはそのあとだ。


はじめての大阪

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子どもの頃大阪に住んでいた。と言っても、幼児の頃なので、一人で出歩くようになってから大阪へ行ったのは三回だけ。

それも、全て仕事で行ったため、取引先を訪問して帰って来ただけなので、泊まったかどうかも記憶に定かではない。

今回は、初めて私的な観光旅行として訪問したので、実質的には初めての大阪訪問だった。

同行した妻も初めてで、東京生まれの東京育ちの妻は、大阪にとても怖い印象を持っていたようだが、今回普通の街であることがわかったようで、良かった。

東京に一度行ったからと言って何もわからないのと同様、大阪に一度行ったくらいで何かがわかるものでは無いが、初心者として感じたことをメモしておくことも悪くないと思いメモします。

キタとかミナミとか、今まで何を言っているのかと思っていたが、北から南にかけて段々とディープな大阪になっていくということを意味している、ということがわかった。

中之島辺りには大企業のオフィスが並び、そこから、御堂筋に沿って南に降りていくと、どんどん街の印象が変わっていく。

本町から心斎橋にかけてマクラーレン、ランボルギーニ、フェラーリ、ルイヴィトン、と高級店が御堂筋沿いに並ぶ一方、一つ隣に並行する本町から始まる商店街は、心斎橋、道頓堀、難波、恵美須と南へ行くに従って、揚げ物のお店が増えてくる。ビール一杯の値段も倍は違う。

東京ではここまで綺麗に棲み分けがされていないが、大阪では御堂筋を縦に歩いていくと、この変化が楽しめる。

そして、案外狭い範囲でいわゆる大阪は構成されている感じがした。

大阪のJR山手線にあたる大阪の環状線も、山手線と比べるとかなり狭い地域で回っているような印象。

地下鉄がかつての堀の跡に張り巡らせてあり、また堀跡に地下街が発達していて、シンガポールや香港にも負けないくらいの地下都市が広がっていることに驚いた。

本町から難波まで商店街が続き、それが全て屋根付きのアーケードなので、雨が降っていたにもかかわらず気にせず歩くことができた。

梅田の駅も、難波の駅も巨大で、新宿や渋谷よりも、一つ一つのビルが大きな感じがした。これらがなんとなく一体化して繋がっているところが凄いと思った。

東京は街が独立しているため、それぞれに特徴はあるが、大阪の場合、少しずつ変わっていくグラデーションを街の中に作り出しているところがとても印象的だった。

今回は中心部だけだったが、周辺部にもいろいろとあるようなので、続きは今後のお楽しみにしようと思う。