Just do it !

踏み出そう。やってみよう。考えるのはそのあとだ。


パスポート申請窓口が異常な待ち方を強いている

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パスポート申請窓口が尋常でない混み方をしていると聞いてはいたが、いざ来てみるとひどい。なんの工夫もない。ただ列に並ぶだけ。かつて、社会主義国へ旅をすると、常に並ぶことを強いられたが、今の日本で同じような光景が広がっている。

コロナ禍が終わり、これからアウトバウンドを増やしていかなければならないにも関わらず、なんの工夫もない。

民間企業であれば、プロセスを改善して業務の効率を上げることを常に考えるものだが、役所にはそのような考えは無いようだ。処理件数を増やしても、評価されるわけでもなく、給料が増えるわけでもない。これでは誰もこの状況を改善しようとは思わない。

外務省は各地方自治体の責任にするだろうし、自治体は予算がないの一言で終わる。そもそも、公務員は前例のないことはしない、という体質だから、改革なんて出来ない。新しいことに前例なんて無いのにね。永遠に古臭いことを続けるだけに終わる。

ネットで更新できるのは、継続の場合だけで、一度切れてしまった時には、列に並んで待たなければならない。ネットで手続きする場合には、カードで手数料が支払いできると、書いてはいるが、窓口でこそカードを扱うようにしなければ、さらに時間がかかるではないか。

それでも、かつて見てきた社会主義国よりはましだし、良いところはたくさんある日本なのだけれど、いつまで経ってもこうしたことを改善できない国でありつづけるのかと思う。

どう見ても部屋に入るためだけに100人は並んでいる。この人数を誰かが数えてカウンターに反映しているとは思えない。つまり、カウンターに表示されている人数は手続き中の人だけで、その手続きを待つために並んでいる人は含まれていない。

書類の確認をしている人はたったの3人。都庁にはもっと人がいるでしょうに。6人にすれば半分の時間で済むのに。いや、6人いるようだ。受け付けてから書類の整理などをしている。そして書類を別の窓口へ運んでいる。信長の鉄砲隊のように、ひと窓口二人体制にすればもっと早く回っていくのに。よくわからない人が一人いると、丁寧に説明をしている。時間がかかるはずだ。説明している人も、朝から晩までこれを繰り返していたら、気がおかしくなるだろう。これは窓口の担当者の責任ではなく、パスポートの発行を管理しているパスポートセンター長の責任だ。

都知事はこの光景を知らないのだろうか。